アーティストプロフィール Profile


 
   

野村誠
Makoto Nomura (作曲家・音楽家)

8歳より作曲を始める。92年に、自身のバンド「プーフー」で、Epic/Sony RecordsよりCDデビュー。その後、イギリス・ヨーク大学大学院で学ぶ。

第1回アサヒビール芸術賞、JCC ART AWARDSの現代音楽部門最優秀賞などを受賞。作曲活動は、オーケストラ、室内楽、ガムラン、和楽器など幅広く、お年寄りや子どもなどとの共同作曲作品もある。

著書に「路上日記」(ペヨトル工房)、「即興演奏ってどうやるの」(あおぞら音楽社)、CDに「せみ」(Steinhand)、「INTERMEZZO」(Aieplanelabel)、「しょうぎ交響曲の誕生」など。

鍵盤ハーモニカのアンサンブル「P-ブロッ」での演奏活動、ピアノなどによる即興演奏なども行う。05年はインドネシアでタイと日本との3カ国アートプロジェクトをプロデュースした。


野村誠さんのホームページ
http://www7a.biglobe.ne.jp/~nomu104/


 
 


ヒュー・ナンキヴェル

シティー大学(ロンドン)を首席で卒業後、ハダスフィールド大学大学院修了。

作曲家、演奏家としてヨーロッパ各地で活動する。ロイヤル・リバプール・フィルハーモニー・オーケストラを始めクラシックの演奏家のための作品も多いが、ロック、ジャズ、民族音楽を取り入れた自身のユニット『Nankivell's Optet』では、ギター、キーボード、民族楽器などを演奏し、ジャンルを横断する幅広い音楽性を持つ。

また、これまでに300校を超える学校で、創作に重点を置いた音楽プロジェクトを行い、子どもたちとの歌の創作を得意とする。


 
全幕上演参加アーティスト
 
 


菊地奈緒子

仙台市生まれ、幼少より祖母、母の手ほどきを受ける。

沢井忠夫師、沢井一恵師に師事。上智大学外国語学部ロシア語学科在学
中より『沢井一恵箏アンサンブル』メンバーとしてワールドツアーに参加。 リサイタルなどの個人的活動と共に、新作の初演や様々なジャンルの演奏家、アーティストと共に新たな試みの活動を展開。

また、第一線のソリストが集まった『沢井忠夫合奏団』、若手箏アンサンブル『箏衛門』と2つの違ったスタイルを持つグループで演奏活動、CDなどもリ
リースしている。

昨年は、12月に仙台にてソロリサイタル、本年は2月ルーマニア、ブルガリア、セルビアモンテネグロのバルカンツアーにて公演。好評を得る.10月にはドイツにて作曲家に向けてのワークッショップを予定。

菊地奈緒子さんのホームページ
http://www016.upp.so-net.ne.jp/naokokikuchi/

 
 


有馬純寿

ノイズ、エレクトロニカから現代音楽までエレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、ジャンルを横断する活動を国内やヨーロッパ各地で展開している。

作品形態もライブ・パフォーマンスからCD、サウンド・インスタレーション作品など幅広い。会田誠、小沢剛、松蔭浩之ら同年生まれのアーティストとの「昭和40年会」をはじめ美術家とのコラボレーションワークも多数あり、国内外の展覧会への参加も多い。

最近では日本の初期の電子音楽作品のライブコンサート形式による演奏に取り組むなど、日本では数少ない現代音楽シーンの電子音楽演奏家としても活動している。

主なCDに「Archipelago」「Autrement qu'etre」「Othello as Noise Opera」、著書に「作曲の20世紀」「人工生命の美学」「美術館革命」(いずれも共著)などがある。


有馬純寿さんのホームページ
http://www.40nen.jp/arima/

 
 


梅津和時

1949年宮城県出身。

70年代、80年代、90年、2000年代を通して、常に日本の音楽界に大きな影響を与え続けてきたサックス、クラリネット奏者。

現在活動中のバンドに、梅津和時KIKI Band、こまっちゃクレズマ、新大久保ジェントルメンがあり、過去においては、生活向上委員会、ドクトル梅津Band、シャクシャイン等を主宰していた。

海外での活動も多く、2004年度は、KIKI Bandでのロシア、リトアニア、フランス、ドイツ、ポーランドのツアーを成功させた。


梅津和時さんのホームページ
http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/

 
 


山川冬樹

自らの「声」と「身体」を主な素材としながら、美術と音楽の境界線に又をかけた脱領域的活動を展開。

2003年、ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「ユネスコ主催第4回国際ホーメイフェスティバル」で「アヴァンギャルド賞」を受賞。同年東京で開催された「第2回日本ホーメイコンテスト」では、第1回大会 (2001年)に引き続きグランプリと観客賞をダブル受賞。

現在、東京藝術大学先端芸術表現科非常勤講師。


山川冬樹さんのホームページ
http://home.catv.ne.jp/dd/fuyuki/


 
 


名倉亜矢子

千葉市出身。 ニューイングランド音楽院(米・ボストン)声楽科を演奏優等賞を得て卒業。帰国後、国立音大音楽研究所研修過程を終了、バロック音楽の研鑽をつむ。

バロック期の作品のソリストをつとめるほか、北とぴあ国際音楽祭等でフランスやイタリアのバロックオペラに出演する。またアカペラや古楽器とのアンサンブルに力を入れ、中世・ルネサンスの演奏にも多く携わっている。

内外の古楽団体の演奏会や録音に参加。2000年古楽コンクール(山梨)第3位。声楽をM.リンドハイマ、A.アゼマ、C.ヘイバー、鈴木美登里、室内楽をJ.ギボンズ、古楽唱法を有村祐輔の各氏に師事。

明治学院大学グリークラブ、ヴォイストレーナー。女性古楽アンサンブル「コルニクス」主宰。


 
 


ピート・モーザー ( Pete Moser )

ワン・マン・バンド・プレイヤー。

演奏しながらの100m走、現世界記録保持者。ラップ19秒20。

イギリス・モーカンを拠点に活動。モア・ミュージック・イン・モーカンのディレクターを務めている。一方、世界人権宣言の式典'Start Again'での大規模な合唱曲をはじめ、多くの演劇、オペラ、ダンスプロジェクトなど、幅広い作曲を手がける。

さらに、ヒュー・ナンキヴェル氏とアフリカからの100名を超えるミュージシャンとライブ8、ウーマッド、エデン・プロジェクトのファイナル・ステージに参加するなど、国際プロジェクトにも積極的にかかわっている。


ピート・モーザーさんが芸術監督をしているモア・ミュージックのHP
http://www.mormusic.net/


 
 


キャロル・グリムズ ( Carol Grimes )

ジャズ・ヴォーカリスト。

60年代、ロンドンのストリートででシンガーとしての活動を始める。

彼女の最初のバンドTHE RACEは、多彩なギターやハーモニカの演奏を行いながら、ロンドンを中心として、ブルースやフォークを基盤に、Shout and collegesというクラブを中心に活動を展開した。 このクラブはクリーム、ジョンメイオール、ヤードバーズ、ハウリンウルフ、フレディキングも出演している。

98年には、歌による音楽療法である療法を学び、活動の幅と新しい可能性を見い出す。近年は、長年深い親交をもち活動を共にしているThe Shout& for Richard Chewと、オリジナルの歌と詩、そしてジャズソングの演奏を行っている。

CDでは"Mother"をリリース。母国イギリスで好評を博している。


キャロル・グリムズさんのホームページ
http://www.carolgrimes.com/


 
舞台美術(全幕上演のみ参加)
 
 


井上 信太 ( 平面作家)

大阪府生まれ。現代美術平面作家。

京都精華大学芸術学部ビジュアルコミニケーションデザイン科卒業後、和太鼓集団「和太鼓一路」のメンバー(和太鼓奏者)として、オランダを拠点に約100箇所のヨーロッパ劇場公演に参加。

97年には舞台、照明、美術監督としてサンパウロを拠点にブラジルツアーに参加など多彩なあーと活動を展開。2001年、中国、内蒙古、北京にて映像作家前田真二郎と羊飼いプロジェクト2001を制作。

05年、国営昭和記念公園・みどりの文化ゾーンオープニング展「Green Times」「サファリパークプロジェクト」(東京/立川市)でも成功を収め高い評価を得ている。

京都精華大学美術学部映像科 非常勤講師。

井上信太さんのホームページ
http://www.grandsheep.com/


 
 
第1幕に参加したアーティスト(イギリスでの全幕上演に出演予定)
 
 


市川慎

1949年宮城県出身。
秋田県生田流箏曲「清絃会」三代目家元足達清賀の息子として生まれる。
第7 回長谷検校記念全国邦楽コンクール最優秀賞、文部科学大臣奨励賞受賞。

中学よりギターのかっこ良さに惹かれバンド活動を始めるが、テレビで箏の現代的な演奏を見て「箏もギターも同じ弦楽器!」という事に初めて気がつき箏の修行の為上京。比河流、沢井一恵 両師に師事する。

その後1 年半の速さでリサイタルの開催や、数々のコンクールで最優秀賞を始め数々の受賞をし、若手演奏家の中でも注目すべき存在となった。
現在、箏という楽器の魅力を伝え、さらなる可能性を求めて「ZAN 」のメンバーとなる。


市川慎さん所属の「ZAN」のホームページ
http://www.rhythmzone.net/zan/

 
 


今井尋也

幼少期より能を学ぶ。

10代で能の舞台で活躍し、国立能楽堂、東京芸大を経てフリーの皷打ちとしてジャズや現代音楽の作家と様々なコラボレーションを展開。

主宰のアートパフォーマンスユニット「メガロシアター」では演出を担当、フィリップ・デユクフレやジェローム・ベルといった海外の演出家の舞台にもパフォーマーとして出演するなど現代演劇からダンス、音楽、美術等幅広く活動している。


今井尋也さんが所属している劇団のホームページ
http://www.megalo.biz/

 
第3幕に参加したアーティスト(イギリスでの全幕上演に出演予定)
 
 


長須与佳

茨城県生まれ。琴古流尺八を人間国宝である故山口五郎氏、松山龍盟氏に、薩摩琵琶を坂田美子氏に師事。

2000年、NHK邦楽技能者育成会45期修了(琵琶)。小椋佳30周年記念コンサート「Debut」ツアーに参加。2001年、東京芸術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業。石川さゆり特別公演「千年の恋」に琵琶師として出演。2002年、ドイツ(ドレスデン)「リュートフェスティバル」に日本代表として参加。2003年、第9回長谷検校記念全国邦楽コンクール最優秀賞・文部科学大臣奨励賞受賞。

2004年邦楽ユニット「Rin'」で、エイベックスよりメジャーデビュー。日本コロムビアより、ソロアルバム『流饗』長須与佳尺八と琵琶の世界を発売。

現在、国内に留まらず海外公演を行う他、学校公演等のワークショップにも積極的に参加している。