シアター イン エデュケーションによる
ドラマワークショップ
in えずこホール


参加メンバーからの
感想より(その2)




▲ジェイムズさんとえずこシアターの村上さんとの2ショット。村上さんの演技にジェイムズさんは「Amazing!」を連発でした。


●地域の小中学校での

シアターインエデュケーション公開授業

公開授業にも3つの学校で

トライしていただきました。

時間不足で予定していた

授業を全部終わることは

できませんでしたが、

ある場面を与えて、子どもたちに

葛藤しながらテーマについて考えさせるという

シアターインエデュケーションの手法の

さわりだけでもご理解いただけたと思います。


○自分たちで場の設定をし、実際の自分たちの

問題として考え、解決していくことはとても

素晴らしい方法だと思いました。

道徳でも、教材文を読み、いろいろなことを

考えていきますが、子どもがどのくらい自分のこととして

考えられるかが、深く心情に迫る上で大切です。

劇をすることによって、より実際のことのように

感じられるのだと思います。


ジェイムズさんは最終的に自然保護か開発かという

大きな問題に持っていきました。

少なくとも南小の子どもが、これまで議論を

あまりしたことのない内容でした。

劇で迫ることも素晴らしいと思ったのですが、

それ以上に根本的なことに対して自分はどう思うのか

自分の考えを持つことをさせているイギリスの教育の

すごさを感じました。

子どもたちなりに社会にも目を向けさせ、

あなたはどう考えるのかということを

これからさせていきたいと思いました。

 大河原南小 鈴木久美子先生

○シアターインエデュケーションを体験してみて、

いろいろなものの見方があり、人それぞれ考え方が

違うのだと知りました。

子どもと大人の境目というのは、

とてもあいまいだなと感じました。

どこからどこまでが子どもなのか、大人になるということは

どんなことか…など深く考えさせられ、多くのことを学んだ

ように思います。

ゲーム感覚の中にも難しい問いかけが

あり興味深く、面白かったです。 
   
 村田第二中 3年1組 吉野聡美

○ぼくは、この絶好の機会を

ものにすることができたと思います。

ジェイムズさんと目が合う度に緊張して

しまいましたが、体を使って分かり合うことが

できたと思います。

いろいろな角度から見て、

たくさんの意味を見つけだす。

想像できるものが一つではなく、

数限りないものなのである。

そんなことができるジェイムズさんは、

想像豊かなコンピューターのようでした。

僕も広い視野から物事を見られるように頑張りたいです。
 
 村田第二中 3年2組 岩間隆二郎

▲みんないつのまにか引き込まれていきました。ワークショップの間、それぞれいろいろなことを真剣に考えました。
▲えずこホールでのグループワーキング床に倒れているのはジェイムズさんです。


●「フツウの毎日にドラマを見つけよう!

地域と人とお芝居の新しい関係を

めいっぱい楽しむワークショップ」

地域住民を対象に行ったワークショップでは、

赤組と青組に分かれ、日曜に一緒に

ワークショップを体験。

ウィークデイは3時間3日ずつ、それぞれの

手法をジェイムズさんから与えられて寸劇を

ディバイジング。

日曜日に合同で、仕上げの後発表会という

スケジュールでした。

発表した芝居の時間を合計すると90分。

ひとつの作品を上演するに匹敵するような

ボリュームの芝居のネタが「普通の人たち」から

プレゼンテーションされたのです。



○人それぞれに語られることのない歴史やドラマがあり、

それらがあの短い幾つか質問を縦糸にして、芝居という

織機で紡ぎ出されようとは。

しかもまともな芝居の経験すら無い参加者自らが

作ってしまうとは、受講してみない限り体験できない

出来事でした。


「個人は消費と歴史を持っている」とは

昨日の新聞である経済学者が語った言葉ですが、

このワークショップでは、いかに我々がメディアから

与えられる情報やドラマを、警戒なく受け入れ、

留めることのない消費の生活に傾いているかを

実感しました。

社会は更に人と人が「個人として」出会う事が

難しくなっています。

そして町並みを一見すれば分かるように、

土地や家族や個々の記憶が洗い流された

環境に毎日を過ごしている。

私達は常にある狭い価値観の元のコミュニティに属し、

そして無自覚にそのフィルターで世の中を

見てしまっているのではないか。

それらは便利な作法ですが、常にその窮屈さ故に

言葉にならないストレスを抱え込んでいて、

捕らえ所のない葛藤がやがて暴発し、

様々な理不尽な暴力が世の中に

吹きだしているように思えます。


こんな硬直した感受性を柔軟にする体操!

それがこのワークショップの狙いだとしたら、

私は他の芸術についても同じ可能性が

あるのではないかと希望を見出せもします。


しかし、このT.I.E.を知らない人に説明をするのは

本当に難しいものです。

人が出会う事の素晴らしさや不思議さ、

というのは結局ひとりひとりに分け合い、

奥深く浸透していくものだからでしょうか?

そうだとしてもこの爽快感に似た満足感が

残っているのは、私個人を他人に開いて

コミュニケーションをしたことで、逆にさまざまな人々の

価値観を味わうことができたから、そしてそれは

どこか旅に似ているからかもしれません。

同時に、どんなコミュニティでも構成するのは

絶対的な個人なんだ、という理念がこの

ワークショップを貫いていると強く感じるのです。


講師であるジェイムズ先生の飾らない

底抜けな笑顔と、適切で迫力のある中山さんの

サポートは昼間の束縛を解放する素晴らしい

滑走路になりました。

受講した青組はえずこシアターの参加者の

比率が多かったとか。

彼等の陽気なノリと、演技の技術があったからこそ

様々なお芝居のバリエーションの豊穣さに

飛躍できたのではないでしょうか。

<中略>

非常に内容の濃い、知的興奮が高まった

楽しい一週間でした。本当にありがとうございました。

 青組参加者 海子揮一


○自分たちの生活の中にあるモチーフを取り出して、

いろいろな角度から眺めたり、再構成してみるという

体験は、初めてだったので新鮮でした。

日々の生活や子どもたちと過ごす時間を

(教師なので)また違う角度で見てみようと思いました。

身体を動かして演ずることの楽しさと、演ずることで

自分から出てくる思いや相手から伝わることの

何かの確かさを感じました。

モチーフを構成する時、自分の中の

リアリティだけではなく、相手にいかに伝えるか

という自分の明確な意図も必要で、

そのためのテクニックが色々あるということも学びました。

とにかく楽しかったです!!   

 赤組参加者 稲垣祐子

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