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EZUKO THEATER えずこホール情報誌「うずうずvol.18」に掲載されたえずこシアター第6回公演「毎日、フツウ。」の特集。
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▲村上さん演ずる美佐緒さんは「りんごの唄」を若者たちに教えます。
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▲田中家のおとうさんが通う会社のシーン。後ろのセットはハコと板の組み合わせでいろいろなものに変身するという、単純だけど面白いしかけでした。 | ▲電光掲示板前でスタッフもまじえての記念撮影。 |
■カラオケ教室の名物“しのぶ”役。カラオケの練習に余念がなかった小原邦子さんの感想です。
今回の芝居の“しのぶさん”役は楽しいので、私も楽しく演技することが出来ました。欲を言えばもっとオーバーな声と動きをしても良かったかも…と反省しています。
ステージに立っている人達がそれぞれに楽しく演技していたように思います。それが観客に伝わって観る側も楽しんでいたように思いました。それと舞台転換の時の動き、音楽にピッタリ合ってとても良かったと思いました。
■大病を克服して1年ぶりに復活した、えずこシアターの最高齢二枚目俳優の鈴木年明さんの感想です。
ステージに立つ、人生の何度目のスタートが始まった。自分とは違う人生の首途、果たしてと思いを馳せながら、公演が進んでいく。今年こそ思う存分頑張ろうと思いながらも、公演が終わるといつも感ずることは演技が未熟な事、素人の芸をもっともっと磨き、自分をほめる位まで頑張りたいです。家族のふれあい、近所の人等、とても和気あいあいの中に終演したと思いました。
■舞台で派手な愛の告白をやってのけた山川厚志こと本当はまじめな郵便局員、長谷野勇希さんの感想から。
今回の公演はとにかく新しい試みがたくさんありました。稽古が始まり出した6月とかは全体の形が見えずに少し不安もありましたが、台本に頼る従来のスタイルから役者同士のコミュニケーションから生まれる物に移行し、その補助として台本があるというスタイルはとても創造性に富んでいて、役者同士がお互いに考え合う必要性が出てきたことが、少しずつ成長していった気がしました。お客さんに楽しんでもらうためには、一番単純でスッキリする、そして一番必要な「笑い」というスタイルは本当に良かったと思います。「笑い」というのは笑ってもらって初めて成立するものなので、それも心配のひとつでしたが、稽古を重ねるにつれて、新しいアイディアが生まれ、そして、とても良い芝居が出来たと思います。
<中略>個人的には、自身のワークショップ受講のため、練習に参加出来ず、みなさまに迷惑をかけたのは言うまでもないのですが、休んだ時に、どんな風にしてみんなと差がつかないようにしないといけなかいか実感しました。個人的には、もっともっと自身のお芝居は出来る余地がありすぎて後悔しています。この後悔を何かに生かしていけるように頑張っていきます。
■転勤のため今回の舞台がラストステージになってしまったえずこシアターの“顔”郷古敏子さんの感想です。
富士山に雨が降ると、水の浸みにくい上の層と、よく吸収しやすい下の層の間から水が出てくるのだそうです。
さまざまな地層をめぐるうち、岩に含まれている成分が溶け込み、いろいろなミネラル水に変化を遂げるのだそうです。
私が「えずこ」を訪れた頃は、演劇も舞台の知識も全くなく、いわば浸み込みにくい状態でした。1年、2年と少しずつ経っていくと、いろいろな人との関わりやワークショップなどの体験によって、じんわりと変わっていきました。
ひとつの舞台を多くの人の手によって作り上げていくというのは並大抵のことではなく、それなりに苦労もありますが、それ故、通常では得られぬものも多くて、「えずこホーリック」になってしまうのでした。
1回目から今度で6回目を迎えたシアターの本公演「毎日、フツウ。」。とにもかくにも参加してこれたことを我ながらすごいなあと感じています。
主人の転勤でもう幾日かでこの地を去る私にとって、胸に去来するものが多すぎます。
これも運命ならば、割り切って前に向かって走るのみです。えずこが富士山ならば、さまざまな地層は私たち住民です。雨は天からの授かりもの。そして、それは私達を生かしている水です。
「えずこホール」の力強い発展を心から願い、ペンを置くことにしましょう。