
「十年音泉効果」これからもずっと…
「公演が終わってそこで終わってしまうようなものは作らない。そこからさまざまな可能性が広がってこれからの10年に繋がっていくようなものを作る」野村は最初からそのように語り、そのイメージを展開する形で「十年音泉」の製作を進めてきた。
関連イベントを含め、参加者は1,000人を超え、それに公演の観客1,100人、レジ袋やビデオテープの回収に参加してくれた人まで含めると、おそらく3,000人近い人たちが何らかの形で関わったイベントとなった。
終了後、野点に参加したスタッフは頻繁にメーリングリストと掲示板で情報を交換し、「こたつ屋台」と「焚き火屋台」の今後の有効活用と次回のじんじん野点の開催について模索している。
えずこプロ(制作集団)は方針を大きく変更しコミュニティアート型の企画制作に取り組もうとしている。
また、えずこシアターは倉品を演出に迎え公演制作が始まり、えずこの音楽団体は、毎年開催するコンサートに向けて「十年音泉」のような演出を取り入れようという話し合いを始めた。
「かえっこ」は、近隣の市の職員がそのシステムに深く感心し、道具を一式借りて一度開催したほか、他の団体からも開催したいとの相談がホールに来ている。「十年音泉」のかえっこスタッフも継続で開催するべく準備を進めている。
「十年音泉効果」はぽかぽかと温かく、蒔かれた種がいたるところで芽を吹き出している。えずこホールは、これまでの10年同様これからの10年もてんてこ舞いに忙しくなりそうだ。その慌しさこそが住民の活力であり、その活力が地域をいきいきさせていくことだろう。
「かえっこ」に参加して絵を描きおもちゃを交換して満面の笑みをたたえていた小学生が、10年後えずこシアターやえずこの音楽団体に参加しているところを想像してみる。新しいおもちゃを手にした子供のように、ワクワクしながら音楽や演劇を楽しむ姿を想像してみる。心の底から気持がほんのりと温かくなってくる。
「十年音泉効果」これからもずっと続いてほしいものである。
えずこホール10周年記念事業
演劇交響曲第一番
「十年音泉(テンネンオンセン)」 概要
実施日:平成19年2月17日(土)、18日(日 )計2回公演
会場:えずこホール(大ホール)
入場者数:501名(17日)、592名(18日)
入場率:99.4%(17日)、96.1 %(18日)
参加者数(延べ):648名(2公演)
主催:えずこホール・えずこ芸術のまち創造実行委員会・
仙南地域広域行政事務組合
助成:財団法人地域創造
スタッフ
総合監修/野村誠
総合演出/野村誠・倉品淳子・矢内原美邦
作曲/野村誠・片岡祐介・尾引浩志
作劇/倉品淳子・柏木陽・わたなべなおこ・明神慈
振付/矢内原美邦
美術/藤浩志・小山田徹
編曲/坂野嘉彦・鶴見幸代・寺内大輔・野村誠
映像/泉山朗土
原案/えずこ十周年ワークショップ参加者の皆さん
音響/東北共立・板橋隆之
照明/東北共立・佐藤美和子
大道具/今野芳明
舞台監督/石井忍 (有)舞台監督工房
野点/きむらとしろうじんじん
野点助っ人・写真/梅田彩華
ワークショップ協力/
飯田茂実・鈴木キヨシ・池田邦太郎・大西智子・野口卓磨・中島美紀・木村美那子・原田悠・林加奈
住民スタッフ/
伊藤良昭 ・南部敏典・八島雅彦・ 佐藤美和子・板橋隆之・佐藤順子・氏家孝一
渡辺睦・ 井澤仁美・ 井澤巧麻
参加団体/
えずこシアター・えずこ裏方倶楽部・えずこキッズクラブ(託児ボランティア)
えずこホールボランティアスタッフ・えずこプロ(えずこアートプロデュース集団)
協力/ 有限会社 菅井鉄工所・株式会社 丸梅材木店・千石建設株式会社・志村輪業商会
出演者および団体/
阿部節子・猪狩智明・伊藤奈緒子・伊藤裕子・伊藤真裕美・加藤一行・加藤百合子・金森京子・小山敬史・今野栄子・齋藤太亮・佐藤政貴・志田世理奈・柴口賢一・鈴木広大・鈴木美保子・曽根田浩子・高子可おり・たかはしよしぴろ・山芳恵・中村真知子・保志洋子・我妻愛理・渡辺俊夫・井澤仁美・井澤巧麻
宮城県大河原商業高等学校ギター部・つくしの会児童合唱団・宮城県白石女子高等学校吹奏楽部・柴田町立船迫中学校吹奏楽部・えずこウィンド♪アンサンブル・えずこヴァイオリン♪アカデミー・えずこギター♪アンサンブル・えずこ♪男声合唱団・e☆GG(えずこ☆ギャラクシー・オブ・グルーブ)
たき火屋台&こたつ屋台 野点スタッフ/
海子揮一・海子奈月・日下富夫・日下博幸・日下恵・五十嵐一恵・山岸香織・板橋芳子・伊藤敏之・山一宏・後藤輪香子・後藤玉子・高橋いづみ・庄子七恵・椋尾立子・今野裕香里・扇邦夫・日下邦明・日下慶子・高橋哲・佐藤愛・草刈美保・佐藤圭・佐藤順子・小山敬史・梅村郁恵・小池勇太・樋口勇輝・赤木未希・野田真里奈・高橋節子・山口加寿子・齋藤太亮・村上孝則
企画・制作/えずこホール(仙南芸術文化センター)・ホールに集う人々
|